政府が再稼働を目指す東京電力柏崎刈羽原子力発電所を巡り、齋藤経済産業大臣は、新潟県の花角知事と面会し、地元から要望が出ている災害時の避難道路の整備などに政府を挙げて全力で取り組んでいく考えを示した。新潟県にある柏崎刈羽原発では、3年前、テロ対策上の問題が相次ぎ原子力規制委員会から事実上、運転を禁止する命令が出されたが、去年12月に解除されたことから再稼働に向けて地元の同意を得られるかが焦点となっている。こうした中、新潟県の花角知事はきょう、経済産業省を訪れ齋藤大臣と面会した。その上で、能登半島地震で災害時の避難への懸念が強まっていることなどを踏まえ、政府の責任で住民が安全に避難するための道路整備などを進めるよう要望した。