東京電力は福島第一原発2号機で、事故後初めてとなる燃料デブリの試験的な取り出しを進めている。これまでの作業では装置でつかんだ燃料デブリを原子炉格納容器の外に出し、放射線量が基準値以下であることを確認している。東京電力はきのう午前9時過ぎに燃料デブリを運搬用の箱に収納し、早ければきょうにも一連の取り出し作業が完了する見通し。運搬用の箱に入れられた燃料デブリは茨城県の施設に運ばれ、詳しい分析が行われる予定。今回回収するのは数グラムだが、1〜3号機には計880トンの燃料デブリがあると推定されている。
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