男子3,000メートル障害。大観衆が注目する中、日本史上初のメダルを狙うのは三浦龍司。ハードル28回、水濠7回を飛び越える過酷な3,000メートル障害。三浦は今年7月に日本記録を叩き出したが、それはパリ五輪の金メダルタイムを上回るものだった。そのためいま最も金メダルに近いと言われている。そんな三浦の強さの秘密は「水濠」。三浦の強さの秘密はバランスを崩し減速の原因となる水濠を取り越える脚力と、着地後にするスピードに乗る強靭な体幹。得意の水濠越えを武器に日本人初のメダル獲得を狙う。世界一と呼ばれるハードルを越える技術で先頭集団に食らいつく。レースが動いたのは残り2周、三浦が驚がくのラストスパートを見せる。一気にトップ集団に躍り出た。残り1周で7位だった三浦は一気に抜き去り3位に急浮上。しかし結果は8位。その勇姿に日本中は大興奮した。三浦の地元・島根県ではパブリックビューイングで応援していた。日本中を大興奮させた三浦は見事世界選手権2大会連続入賞を果たした。