日本政府はきのう午後10時43分ごろ、北朝鮮北西部の東倉里から南方向に向けて弾道ミサイルが発射されたと発表した。政府はJアラートを通じて沖縄県に避難を呼びかけたが、黄海上空で消失したことから避難の呼びかけを解除した。林官房長官は会見で北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難したと明らかにした。一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は偵察衛星を打ち上げたものの新たに開発したエンジン部分に問題があり、飛行中に空中爆発し失敗したと伝えた。北朝鮮は日本に対し来月4日午前0時までの人工衛星打ち上げを通告していることから、政府は今回の失敗を受けて再度の発射もあると見て警戒監視を継続する。