実在する地域のおじさんのカードゲームに「サイdo男カード」がブームとなっていて、1年半で3000枚売れた。香春町の採銅所地区の人口は約1700人。コミュニティーセンターの採do所で、子どもたちがサイdo男カードで遊んでいた。サイdo男とは、採銅所に暮らす男という意味。
サイdo男カードのモデルとなった男性たちを取材。採銅所地区では、2年前に路線バスが廃止された。田原さんは、定年退職後に運転代行のボランティアをしている。採銅所地区では週に1回、地元の農家が野菜を持ち寄る朝市が行われている。奥田さんは、メンマ作りのリーダー。
サイdo男カードが話題となったことで、全国の自治体から採銅所地区に視察が相次いでいる。採銅所地区では、高齢化が進み廃校となった小学校の跡地をコミュニティセンターとした。元PTA会長の宮原さんはサイdo男カードを試作し、2023年秋から販売した。サイdo男カードが話題となったことで、ボランティアの参加者が増えた。
北村さんは家電メーカーから介護老人保健施設に転職し、地域のボランティア活動にも参加している。
6月14日、サイdo男カードが高額で転売されていることが発覚した。役員会議で、カードの販売を休止することを決定した。