関西大学の奥村教授は、東日本大震災のときに平常時に届く死亡届に着目した。過去の震災以外の死者数から震災の死者数を足すと実際に死亡届の数になるはずだが、実際には数が少なく、この差に把握されていない災害関連数があるのではと予想する。宮崎市に住む松本さんは熊本地震後、当時1歳だった娘を亡くした。娘のあおいさんは心臓病を患っており、治療を受けられる熊本市の市民病院に入院していた。しかし熊本市民病院は熊本地震で被災。退院を強いられた。3日後に宮崎県内の病院に入院した。ところがその後容態が悪化。およそ1ヶ月後に心不全でなくなった。松本さんは友人に薦められ災害関連死の申請を考えたが、そのためにはなくなった経緯を集める必要があった。亡くなったことに向き合うことが難しく、申請を断念した。今年春に開かれた医療の学会でも災害関連死について話した。議論では申請なしでも把握できるよう新たな仕組みがひつようだと話した。
