台風7号は15日には暴風域を伴ったまま東海から近畿に接近し上陸するおそれがある。東日本、西日本では潮位が高くなるところがある。すでに東海や関東甲信などでは湿った空気が流れ込み局地的に雨雲が発達し、午後10時までの1時間には国土交通省が群馬・高崎市に設置した雨量計で57mmを観測した。東海や近畿では総雨量が高くなり、平年の8月1か月分を上回るおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、氾濫、暴風に厳重に警戒すること。
JR東海は、東海道新幹線について15日は終日、名古屋駅と新大阪駅の間で運転を取りやめることを決めた。また、東京駅から名古屋駅の間でも大幅に本数を減らして、グリーン車を除くすべての席を自由席にして運転するという。14日と16日については運休などは予定していないが、天候の変化によっては急きょ運転見合わせなどが発生する可能性がある。また、JR西日本は山陽新幹線について、15日に新大阪駅と岡山駅の間で計画運休を実施する可能性があるとしている。首都高速道路は16日にかけて、東日本高速道路は14日から16日頃にかけ、中日本高速道路は15日から17日頃にかけて交通規制を行う可能性がある。空の便について、航空各社は最新の運航情報を確認するよう呼びかけている。