今年3回目となる猛暑日となった東京。全国で猛暑日になったのは129地点。真夏日は525地点を観測。そんな早すぎる真夏並みの気温に包まれた列島で異変が起きている。梅雨明けした広島市からは物足りないとの声が。平年に比べ2~3週間早く梅雨明けした西日本。梅雨明けしたら聞こえてくるはずのセミの大合唱だが、今年は聞こえて来ないという。なぜセミの鳴き声が聞こえてこないのか。虫の生態に詳しい東洋産業の大野さんは「急に暑くなってしまってたということでセミも夏バテのように暑くなりすぎると動けなくなってしまう」などコメント。また、今年の梅雨が短かったことも影響したのではとしている。一方、セミは例年通りでてきていて、あくまでも人が抱く違和感という指摘も。セミが泣き始めるポイントは4月~6月の気温。高めに推移すれば早くでてきて、低めに推移した場合は遅くでるという。梅雨明け前の東京では一足早くセミの鳴き声が聞こえ始めていた。夏の風物詩ではあるが、聞こえたら聞こえたで体感温度が上がると話す人も。実際に高温で鳴かなくなるセミもいるという。夏の本番はまだこれから。暑さが続く中、今後について大野さんは「セミの幼虫が全滅したわけではないので地面の下で待っている」と指摘。追手門学院大学の初宿非常勤講師は「いま現在のセミに対する影響はとくにない」などコメント。