東海東京インテリジェンスラボ・仙石誠の解説。日経平均予想レンジは53700円~54500円。注目ポイントは26年も海外投資家の買い越しは継続する。衆議院の解散に向けた期待と不安が入り混じる展開となる。2025年の主要投資家売買動向(現物+先物合計)では事業法人と海外投資家が買い越しとなった。企業の株主還元強化で事業法人の買い越しは初の10兆円超となった。国内金融機関や個人投資家は売り越しとなっており、日本株上昇により利益確定売り。買い余力が残った投資家層とも言える。海外投資家は2年ぶりの買い越し(年間ベースの海外投資家売買動向より)。トランプ関税の影響が小さくなるとの見方が高まったことや高市政権の誕生が買い越しの要因につながった。買い越し規模は3.8兆円で24年の売り越し4.4兆円より小さいため積極的に買った1年と判断する必要はない。今年も買い越し基調は継続する。海外投資家の買い越しが大きくなるかどうかの注目点は「稼ぐ力(ROE)を高められるかどうか」。TOPIXの予想(ROE)と海外投資家の累積売買動向(現物+先物合計)のグラフによると中長期的には連動しやすい傾向にある。衆議院解散は海外投資家の買いが入りやすいイベント。衆議院解散後3ヶ月間の海外投資家累積売買動向のグラフによると、過去9回平均で1.4兆円の買い越し。自民党が大勝した際には買い越し規模が膨らむ。
