パナソニックHD楠見雄規社長を直撃。創業者・松下幸之助さんが死去した1989年以降業績低迷。ソニーや日立が大きく株価を上げる中、パナソニックはここ30年ほぼ横ばい。30年間成長しなかった理由について伺うと楠見社長は「短期的な利益を強調するあまり上意下達のカルチャーになってしまった」などと語った。そんな楠見社長が打ち出した戦略がグリーンインパクト。グループ全体で環境関連事業に力を入れると宣言した。農作物の成長刺激剤「ノビテク」を今年度中に商品化し海外にも売り込む予定。さらに、薄くて折り曲げられる次世代の「ペロブスカイト太陽電池」の開発も進め、世界で初めて窓ガラスや建材と一体化した製品を開発した。