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「松原地区(長崎)」 のテレビ露出情報

長崎への原爆投下直後、負傷した人たちを治療するために搬送した救援列車。大村市で地域の人たちが当時の様子を伝える短編アニメを制作した。アニメでは、長崎への原爆投下後負傷した被爆者が救援列車で大村市松原地区へ運ばれた様子を描いている。地元の松原地区で救援列車について調べている村川一恵さんは当時を知るお年寄りから証言を聞き取っている。村川さんが活動を始めたのは、海軍の衛生兵だった福地勝美さんとの出会いがきっかけだった。福地さんから当時の体験を聞かせてもらい、特に印象に残ったのが1人で母親を探しに救護所を訪れた少女の話だった。まもなく母親は息を引き取りその後、少女の行方は分かっていない。福地さんはずっと気掛かりなまま村川さんに話をした半年後、88歳で亡くなった。少女を忘れられなかった1人の衛生兵の体験を通して戦争の悲惨さを次の世代に伝えたい。村川さんは東京の美術大学の学生に呼びかけ子どもにも親しみやすい短編アニメを一緒に作ることにした。何度も話し合いを重ね半年以上かけてアニメを完成させた。アニメはまず最初にかつて救護所があった松原小学校で上映した。79年前自分たちの住む地域に原爆の負傷者を運んだ救援列車。忘れてはいけない戦争の記憶を次の世代へつなげる。今回制作したアニメは、この夏、大村市内の小中学校や高校で上映されたという。また今月9日からユーチューブでも公開されている。

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