村上は今日の総括に百貨店の業界は厳しい。右肩下がりが続いている。だが、「松屋」ほど、百貨店という名前がしっくりくるところも珍しい。百貨店という名前の強みは、長い歴史で培ってきた安心・安全と信用・信頼だ。そもそも「銀座と浅草に館を構える店」というイメージを大事にしている。白亜のルイ・ヴィトンも、どことなくつつましい。長い時間をかけて、ブランドを大事にし、ブランドからも信頼を勝ち取った証しだ。銀座に路面店を構える店と連携し外商顧客を送客するサービスも、そのすべてがつつましい魅力に溢れている。とした。