ことし2月に亡くなった世界的な指揮者・小澤征爾さんが総監督を務めてきた音楽祭「セイジオザワ松本フェスティバル」が今年も開かれている。高橋俊雄解説委員が「小澤さんの没後最初となることしの音楽祭は今月9日に開幕し、小澤さんが中心となって立ち上げたサイトウキネンオーケストラによるコンサートなどが行われてきた。小澤さんが音楽文化を築き上げてきたことに、感謝を伝える場が設けられている。今月17日には感謝の会が開かれ、サイトウキネンオーケストラのメンバーが3曲を演奏したあと、小澤さんの足跡を映像で振り返った。小澤さんの誕生日に当たる来月1日は小澤征爾の日として、市民による合唱や演奏などのほか、花火を打ち上げるという。ことしは、小澤さんから後を託される形で、沖澤のどかさんが首席客演指揮者に就任した。この音楽祭は中学生による吹奏楽のパレードや合同演奏会、さらには合唱団に運営ボランティアと、地域の人たちが参加する機会が多い」とスタジオで述べた。