1912年東京・青山に生まれた松本竣介は、父が林檎酒を醸造する事業に着手したために家族で岩手にうつり少年時代を花巻と盛岡で過ごした。成績優秀で名門岩手県立盛岡中学校に首席で合格するが入学式の途中に激しい頭痛に襲われた。流行性脳脊髄膜炎になり生死をさまよっや末に聴覚を失った。嘆き悲しむ家族に竣介は耳が聞こえなくても困らないと話し音なき世界で行きていくことに。画家を志したのは上京していた兄から気晴らしにと油彩道具一式が送られてきたことがきっかけ。すぐにのめり込み、本格的に絵を学びたいと上京した。
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