いよいよあさって迎えるラグビーW杯・アルゼンチン戦について元日本代表の大畑さんが解説する。現在プールDの順位は日本が3位、アルゼンチンが2位。上位2チームが決勝トーナメントに進出するため、最終戦は勝った方が進出となる。日本の世界ランク12位に対し、アルゼンチンは9位。大畑さんは「9位と言っても9位のチームではない。2007年大会は3位。この時はフランス大会だったのでフランスの地が相性が良いことが分かる」などと話した。対戦成績は日本1勝に対しアルゼンチンが5勝。この1勝のときに日本代表にいたのが大畑さん。大畑さんはアルゼンチン代表について「闘志あふれる激しいプレーのフォワード、バックスはスピード・技術が高いため多彩な攻撃がありかなり強い」などと話した。アルゼンチンに勝つためのポイントは「キーマンは誰?」と「イライラさせろ」。まず「キーマン」について大畑さんは松田力也選手を挙げ、「今大会16分の15のキック成功率。アルゼンチンはディフェンスも強いので重要になってくる。それだけじゃなくて10番なのでゲームをコントロールする。アルゼンチンに対し敵陣で戦うことの重要性でいくとキックの重要性が高くなる」などと解説した。2つ目の「イライラさせろ」については「気性の荒さが出て、リズムが崩れ雑になることがある。自分たちが優勢の時は非常に良いリズムで戦うが、少しリズムが狂うと集中力が切れたり不要な反則が増える。どちらかと言うと自分たちで自分たちの首を絞める、自滅するというのがアルゼンチンの悪いパターン。そこに日本代表が付け入るすきがある」などと話した。気をつけるポイントには「ラスト20分の失点」と挙げ「サモア戦もですが、ラスト20分の失点が多かった。これはコロナ禍の影響でなかなかゲーム経験が詰めなかったので、最後の試合の数分間が少し課題になっている。でも日本代表は修正力が非常に高いチームなので、この部分もしっかり修正してくれる。この20分をうまく戦えば絶対に勝てる」などと話した。大畑さんのスコア予想は24-24で日本が勝利。