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「松竹大船撮影所」 のテレビ露出情報

2025年に亡くなった映画監督・篠田正浩。日本人の魂や伝統文化を先鋭的に描く作品を手掛けてきた。生まれは昭和6年、岐阜市。中学の入学祝いで母親と映画館に行き、黒澤明監督映画「姿三四郎」を見て衝撃を受ける。14歳で日本の敗戦を経験し価値観が一変。早稲田大学では演劇を学び、競走部にも入り箱根駅伝に出場。53年、松竹大船撮影所へ。前衛的な表現に挑戦し、「松竹ヌーベル・バーグ」の旗手として注目された。岩下志麻と結婚、互いの仕事のためにも家事は分担して行っていた。
2025年に亡くなった映画監督・篠田正浩。昭和42年、夫婦で独立プロダクションを設立。自由な環境で理想の映画を追い求めた。資金不足に苦しみながらも、69年に「心中天網島」を公開。黒子を登城させる斬新な演出で話題に。そのあとも「瀬戸内少年野球団」「鑓の権三」などの話題作を発表。最後の作品は平成15年の「スパイ・ゾルゲ」。戦前の日本で暗躍した国際的スパイを題材に昭和史を新たな視点で描いた作品。構想10年、制作費20億円。これをもって引退し、母校・早稲田大学で後進の育成に尽力。

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