千葉県柏市にある産業技術総合研究所柏センターでは、世界初のエネルギーを開発しているという。どういうエネルギーなのかを取材した。開発をした産業技術総合研究所・センシング技術研究部門・駒崎友亮主任研究員に案内してもらった。湿度変動電池(湿度の変動を使って発電をする電池)について解説。駒崎主任研究員は「昼に気温が上がると湿度が下がる。夜に気温が上がると湿度が上がるという変化が毎日あるので、昼と夜、1日2回発電をする。太陽光ですと(日射量によるため)エネルギーにむらがあるが、湿度ですとどこに置いても同じように発電ができるのが一番のメリット」とコメントした。発電量は17.5マイクロワットで、ボタン電池と同じくらいの電力。その使い道として実証実験を見せてもらった。湿度変動電池を使って動かしているセンサーで温度と湿度と気圧を計測し、そのデータを無線で送っているという。センサーの中のリチウムイオン電池に蓄電しながら使うので、湿度変動電池が発電できないタイミングは蓄電池から電力をまかなっているという。屋内で使うセンサーなどの電源としてインフラ関係の企業などからオファーがきているという。湿度変動電池は隙間さえ空ければ積み重ねることが出来るため、太陽光発電と比べて土地面積あたりの発電量が優れたものになる可能性があるが、現状の課題は耐久性だという。5年後の実用化を目指し開発を進めている。
