ユニクロの社長はきょうから塚越大介新社長となり、柳井正前社長は会長兼CEOとなる。2002年にファーストリテイリングに入社すると、20年の9月からユニクロ米国CEOを努めてきた。44歳という若さが特徴となっている。柳井前社長の報酬はグローバル企業としては相当低いとされる2億4000万円となっているが、塚越社長は今後業績を上げた場合それ以上の報酬を受け取ることも予想される。ユニクロは2005年にアメリカに参入した当時は苦戦していたが、塚越氏は現地に合わせた商品をヒットさせていく。積極的な広告攻勢で認知度を高めるとともに、被災者支援活動も行っていき2022年に黒字を実現した実績を持つなど、海外へのさらなる展開を視野に起用されたものと見られる。国内外で約2兆円を売り上げるユニクロだが、海外での売り上げは約1.1兆円と国内の売り上げを上回っている。今後は10年で10兆円の売り上げを実現する目標という。