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「柿と彩りカブの浅漬け」 のテレビ露出情報

新鮮なイノシシ肉と地元の野菜。さらに自然薯の団子をみそ仕立てで煮込めば、豪快な山賊鍋の完成。中村さんは8年前まで広告関係の会社員だった。趣味の家庭菜園で様々な作物を育てるうち自然薯栽培に惹かれたという。51歳で農家に転身。しかし、どこで畑が借りられるのかも分からず、様々な土地を訪ね歩いた。素人同然の中村さんを受け入れてくれたのが伊勢原市だった。意気込んで始めた自然薯作り。ところが初めての収穫で異変に気付く。葉に斑のようなシミ。さらに育ちの悪い自然薯が多く混じっていた。調べてみると多くの農家が悩まされているウイルスが原因だった。中村さんが向かったのは県の農業技術センター。ウイルスフリーの苗作りに挑んだ。茎の先端からウイルスに感染していない部分を抽出し、試験管で培養。緻密な作業なため失敗も多かったという。実験開始から2年、自然薯のウイルスフリー化に成功した。4年目には全国の特産品コンテストで賞に輝くなど栽培を軌道に乗せることができた。今は地元の生産者や飲食店関係者が集う町おこしの会にも参加している。今冬、中村さんは自然薯を使ったご当地グルメの開発に乗り出した。料理の新作を依頼したのは伊勢原市の食材を活かした料理で地元の食通に愛される和食の名店。腕を振るうのは4代目の水嶋徳男さん。

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