長崎県対馬市で3日、市長選が行われ、現職の市長である比田勝尚喜氏が再選した。今回の市長選挙では高レベル放射性廃棄物「核のごみ」の最終処分場の誘致の是非が主な争点となった。比田勝氏は去年9月に選定調査を「受け入れない」と表明し、選挙戦でも「誘致反対」を訴えていた。今回の選挙でも誘致反対を掲げ、9割近い票を集め再選した。比田勝氏は「核ごみ文献調査は受け入れないといった判断について、行く先々の市民の皆様から感謝の言葉を頂いた。美しい対馬を皆様とともに守っていきたい」と話した。投票率は64.5%で前回比1.27ポイント上昇した。