再審制度の見直しをめぐり、政府が国会に提出した刑事訴訟法の再審制度の改正案について議論するシンポジウムが都内で開かれ、過去に再審請求の審理を経験した元裁判官が、重要な証拠が埋もれたままになる可能性が高いという見解を示した。きのうのシンポジウムには重大事件で再審請求の審理を経験した元裁判官の弁護士などが参加し、えん罪被害者の救済が進むのか意見を交わした。改正案では証拠開示について、裁判所が再審請求の理由に関連するなど判断した証拠を検察に提出を命じる規定が盛り込まれている。元裁判官の根本渉弁護士は、再審請求の理由との関連性、必要性を具体的に示すのは無理を強いているようなことになるなどとコメント。その上で、袴田巌さんの無罪のきっかけとなった衣類のカラー写真は開示されてから衣類についた血が明すぎると疑問がわいたが、見なければ証拠の意義、重要性がわからないのが通常だと指摘。
