大阪・梅田の商業ビル内にある資格試験のための大手予備校。さっそく受付に人が居た。転職を目指し司法書士を目指しているという女性。会社に内緒で来ているという。続いて、同じく司法書士を目指しているという男性が居た。不動産会社に務めながら週1で通っている。今の仕事を辞める予定はないが、将来の選択肢を広げるためとのこと。授業は1コマ3時間。授業料は1年3カ月のコースで約50万円。この予備校は、2フロアに15以上の教室がある。公認会計士の授業を受けに来たという女性に話しかけた。金融機関で働いている社会人1年目の女性。会計士の友人の話を聞いていて、楽しそうだと思ったとのこと。続いて51歳の男性に声をかけた。中小企業診断士の口述試験前に、模擬試験を受けに来たのだという。60歳を超えた時を見据えて、できる仕事の幅を広げておきたくて勉強を始めたとのこと。この予備校には約80種類の講座があり、450人ほどが学んでいる。キャリアコンサルタントを目指しているという女性がいた。今は主婦だが、再就職を目指しているという。続いて、弁護士を目指して司法試験に何度も挑戦する36歳の男性が居た。毎年「うわダメだった→よしいける頑張るぞ→うわダメだった」と一喜一憂しているという。続いて、予備校の講師に相談する20代の女性がいた。複数の就職先に合格し、どこが一番いいだろうという相談をしていたとのこと。続いて、弁理士を目指す現役公務員の男性がいた。いろいろ思うところがあって受験を決意したとのこと。司法書士の授業を覗いてみた。休憩中、最前列で真剣に聴く女性に声をかけた。女性は介護福祉士として働いていて、人生を変えるために難関の司法書士資格を目指している。今まで知らなかった世の中の仕組みを知ることができることが嬉しいとのこと。夜8時過ぎ、ロッカーから参考書を取り出す若者がいた。労働基準監督官を目指している大学3年生。アルバイト先で社員の不当解雇を目の当たりにしたことから、「適切な労働環境を作る職につきたい」と思うようになったとのこと。夜9時過ぎ、1日が終わった。