撮影3日目。週末と比べると予備校は静寂としていた。そんな中、1人の男性に声をかけた。男性は不動産鑑定士を目指している。去年、勉強のために会社をやめた。男性は吃音症があり人と話す仕事をこれまで避けてきたが、将来のことを考えて自問自答した末、自分が本当にやりたいことをやろうと挑戦した。暗記するだけでなく人に説明するという勉強法を試してから、「人に説明するって楽しいな」と思うようになったという。新しい自分は、すぐそばにいる。続いて、大企業に勤める50代の男性に声をかけた。何かあったときに国家資格を持っているといいと思い、勉強をしているとのこと。