昨年韓国ソウルの梨泰院で日本人女性2人を含む159人が亡くなった群集事故が起きた。現地警察は事前に多くの人が集まることが予測できたにも関わらず警察・消防の対策はずさんで人災だったと判断した。当時現場周辺では1平方メートルに最大12人が密集していたとみられることが判明している。ソウル市では区が設置している防犯カメラとAIを融合し人の波を把握するシステムの運用を開始した。システムでは防犯カメラによって人の密集具合を常に監視し1平方メートルあたり5人を超えると警察や消防に通報される。ソウル市で行われた訓練では新システムを使い路地の密集度を把握し安全確保の手順を確認した。ソウル市ではハロウィーンの時期に人が集まる梨泰院等の市内16か所で対策を強化している。