栃木農業高校の棚田の土づくりを専門家に手伝ってもらった。理想的な田んぼの地層は、土台となり水が染み込みにくい「すき床層」の上に養分を含んだ土の「作土層」を持つが、土づくり前の地層を調べると砂や砂利が多く水を蓄えられない土壌となっていた。土壌改良では土を深くまで掘り起こし、水を入れて踏み固める作業で土台となる土の層を作った。水を貯める能力は、水位が下がる量が1日で3cm以内が目安。土を耕す作業を2週間行った後の計測では1.2cmと、水を貯めることができるようになっていた。スタジオからは、お手本の田んぼの土に実際に触れてもらったのが成功につながったのではなどと話した。