日銀が預金や住宅ローン金利の基準となる短期金利を年率0.75%から1.0%に引き上げることを8人の政策委員のうち賛成7・反対1で決めた。1995年以来、31年ぶり水準。内田副総裁は「企業間取引における価格転嫁がやや早いスピードで進んでおり、幅広い品目の価格上昇に波及していく可能性がある」と指摘した。日銀は中東情勢が景気を下押しするリスクも懸念していたが、原油価格と円安の高止まりで、日銀が目指す物価上昇率2%を上回るリスクのほうが高いと判断したもの。また、今後についても経済や物価の情勢に応じて政策金利を引き上げたい考えを示した。歴史的水準の円安を抑える効果も期待される利上げだが、もともと確実視されていたため為替相場は大きく反応せず、現在も1ドル160円台前半。
