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「椿孝」 のテレビ露出情報

ゲストに直木賞作家の西加奈子&朝井リョウが登場した。西加奈子のは2015年にサラバ!で直木賞受賞。2021年には明石家さんま企画プロデュースで漁港の肉子ちゃんが劇場アニメ化。そして2009年に新人賞を受賞した桐島、部活やめるってよでデビューした朝井リョウ。23歳で直木賞を作家に。若林とは長い付き合いだだという。朝井は直木賞を受賞したのは23歳のときだという。西は38歳だったと答えた。お互いが賞を競った中で、西は悔しい思いをしたというが朝井は、西の本についての事しか林真理子が選評で感想を書いていなかったことが悔しいと答えた。また朝井は西が関西弁を使いこなすので年齢の差にゼロにさせるほどコミュニケーション力があるという。西は大物作家に対しても朝井がへりくだらないと答えそれが逆に付き合いやすいという。
30代になった朝井は後輩も増えたという。また直木賞を受賞し15年が経過しているのでずっとそこにいた人という扱いになっているという。西は朝井が作家の中でも最年少のフリをしていたと答えた。朝井はデビュー作について、売れたことで攻撃もされるが西もよく考えたらデビュー作が売れているので同様に攻撃されてほしいと答えた。西は当時の作家はダンスをしているだけでダンスをしていたのか!?と驚かれ、朝井は一身にそれを背負い嫌われていたという。また朝井は大学卒業後に3年間は社会人を経験し作家活動もしていた。朝井は3年離職率の低い会社に就職したが、腰掛けで小説の引き出しを増やすための就職だったと思われるのが嫌だったという。しかし自分が小説家になるという夢が叶うのがかなり早かったと答え、今はそうじゃない人生が流れているのでその流れはキープしたいと思ったと答えた。そして西は小説家になるきっかけについては25歳頃と答え、作家になりたいと上京したという。出版社に作品を持ち込みをしたというが、文芸とは関係ない雑誌に電話をしてしまったという。するとかなり怒られて心が折れてしまったと答えたが、当時は小説の新人賞などの情報は入手困難だったという。その後知り合いに音楽雑誌の編集者がいたので、読んでほしいと頼んだが断られたものの、その人に小説の編集を紹介してもらったという。その人が今も編集で、直木賞も一緒に受賞した人だという。
小説家になった理由に朝井は新人賞だったが15年前は各出版社が賞をそれぞれ持っていたというが、作家はそこに応募して通るかを繰り返すという。西はその中で朝井の作品は作家界隈でも有名になっていて、1作目から連作だったという。通常なら長編小説を書いて送るものの、連作小説は、異なる登場人物や視点で描かれる複数の短編小説が全体として一つの大きな物語になる小説のこと。それが新人賞の桐島、部活やめるってよだったという。またタイトルについても本当は小説の冒頭から始まるセリフだったが、連作だったのでもともとタイトルがなく主人公もバラバラだったという。そこで1行目のセリフをそのままタイトルにしてしまったと答えた。西は今でも作家として書きたいものは尽きないというが、世の中のスピードが速すぎると指摘。この番組においても、取り上げるトークを披露する前の演出がいらないと答え、その秒数が待てないと答えた。しかし小説に関して言えば、文章の多さに世の中の速さと全くあっていないと答えた。朝井はさらに世間の思う小説家のイメージについて、なぜその若さで小説を書くのか?という尋ねられたがその横並びの同じ特集で出た人に銭湯絵師がいて、その並びなのかと驚愕したという。
西はテレビをよく観ると答えたが、世の中のスピードにあってはいないがテレビの演出にまんまとハマるという。一方で朝井は文才に気づいた瞬間については中学校の時に卒業生の答辞を読む機会があり、作文の最高峰だったので作文がうまいと自負していた朝井はそのためにウソの公約を並べて生徒会長になったという。そのできの良さに自分で泣いてしまったと答えた。また西も作家としてゾーンに入る瞬間があり、書ける時があるという。朝井はお腹の調子が壊れると答えた。しかし一方で小説が書けない日々も多いという。また朝井はゲラという、文に不備がない確認する印刷物をみる段階で客観視してしまい、これは全部面白くないのでは?と思うこともあると答えた。西はその朝井の症状に困ったことがあり、朝井の本の良さを文にしたのに、後に朝井がそれを全部なおしていたと答えた。
また連載について西は新聞で現在書いているという。締め切りなどを優秀に守っているために、編集者の記憶には残らないタイプの作家だという。しかし編集者は厄介な作家のほうが好きで、そうした苦労を嬉しそうに話すという。しかし朝井は編集者と新作の話し合いをする際にはしっかりと相手の意見を否定することもあると答えた。また西はキャリアを重ねて作家としてどれくらい偉そうにするのか?と答え大御所作家の北方謙三はまさに北方謙三という振る舞いで接してくれると語った。また西は若い編集者と飲みに行くことはないという。その理由に完全な接待になってしまうからと答えた。朝井は編集者との付き合い方について気を遣っていると答え、若い編集者を引き連れて権力を使って振り回していると思われないようにしたいと答えた。また西は編集者が自分の作品に意見しなくなっていくので、この出版不況の中で自分でクオリティを担保しジャッジしていく必要があると答えた。西は小説家の苦悩と対策について芸人のように場数をつんでスベったりする経験がなく、駄作でも恥はかかないようにはなっているという。

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