きのう、東京・三越劇場で舞台「リア王」公演がスタート。実力派俳優たちに交じり、元フジテレビアナウンサー・笠井信輔が出演。主人公・リア王の医師役で出演。笠井信輔は普段、評論家のように映画などの脚本、監督、演技について語っている。また演技にもうるさい。今回の舞台の稽古では、芝居に悪戦苦闘していた。本格的な舞台に初出演した新人舞台俳優、笠井信輔に密着した。
笠井信輔が出演する舞台「リア王」は、シェイクスピア原作。老王リアが腹黒い長女と次女に領土を全て譲ってしまい、実直な末娘を勘当することで始まる悲劇。ベテラン俳優・横内正が上演台本、演出、主演を務める。舞台稽古では、新たな演出が加えられたことで戸惑いを隠せなかった。別のシーンでは立ち位置を直されるなど、横内正から怒られ続け、舞台出演に気後れしていた。笠井信輔は「がんになり、これからの人生何でもチャレンジしようと思った。最終的な目標は、妻に良かったんじゃないと言われること」とコメント。この思いを糧に必死に舞台稽古をこなし、憧れの舞台に立った。きのうの舞台は無事に終了。