記録的な大雨被害から9か月で奥羽本線の院内~新庄の区間で列車の運転が再開された。秋田・湯沢市の院内駅のホームでは再開した列車を利用する人の姿が見られた。去年7月、記録的な大雨で奥羽本線の院内~新庄駅の区間は線路内に土砂が流れ込んだり、盛り土ののり面が崩れる被害を受け運転の見合わせが続いていた。JR東日本は災害時の早期復旧に向け、この区間を走る列車をディーゼルエンジンの列車に切り替えた。このため上下線の一部の列車で院内駅や横堀駅での乗り換えが必要になる。JR東日本秋田支社の畠山政士横手駅長は、大雪などに伴う架線やパンタグラフのトラブルによる輸送障害リスクも低減し安全安定輸送に寄与すると考えている、などと語った。