- 出演者
- 飯島徹郎 池田耕一郎 小山径 若林則康 佐藤誠太 高瀬耕造 宮崎大地 森花子 坂下恵理 齋藤舜介 塩崎実央 宮崎浩輔 堀越葉月
JR福知山線脱線脱線事故からきょうで20年となった。きょう、ほぼ同じ時間帯に快速電車が速度を落としながら事故現場を通過した。電車には夫を亡くした原口佳代さんが乗車した。2005年4月25日、電車が曲がりきれず脱線し、マンションに衝突。107人が死亡し、562人がけがをした。「祈りの杜」では慰霊式が行われ、JR西日本 長谷川一明社長らが参列した。JR西日本によると、事故後に入社した社員は7割超となり、記憶や教訓の継承を課題にしているという。
JR福知山線脱線事故の事故現場の兵庫・尼崎市から中継。慰霊式が終わった現在も、遺族など多くの人が訪れている。事故で妻を亡くした男性(85)は「JRに事故を教訓として生かしてもらわないと遺族の無念さは消えることはない」などと話していた。
「わたしたちはどう生きるのか JR福知山線脱線事故から20年」が出版された。出版を企画したメンバーの1人の小椋聡さんは当時、通勤のために2両目に乗車しており、骨折などの大けがをした。書籍では当時の状況や家族への影響などがつづられている。小椋聡さんは生き残った者としての役目を果たしたいと考え、亡くなった人の最期の乗車位置を探す活動などを行ってきた。講演などを通じて体験を伝えている。現在、高齢化が進み、事故のことを詳しく知らない若い世代が増えた。そこで、記憶や教訓を後世に伝えようと本に書き残すことを決めた。
兵庫・多可町で「わたしたちはどう生きるのか JR福知山線脱線事故から20年」が出版記念のトークイベントが開催された。小椋聡さんは本に込めた思いを語った。
兵庫・尼崎市の事故現場から中継。小椋聡さんはきょうの慰霊式に出席。式が終わった後の取材で、小椋聡さんは「出会う人との関わりの中で気づけたものも多くある」などと語った。JR西日本は事故の後、毎月25日などに「安全ミーティング」として、幹部と運転士・車掌などが意見を交わしている。事故車両など専用施設に保存し、社員の安全教育に活用の方針を示している。
水揚げが再開したのは能登半島地震で周辺の海底が約4m隆起した輪島市門前町の鹿磯漁港。この漁港では岸壁と海面が離れてしまい、これまで地元の漁船は別の漁港で水揚げを行ってきたが一部の応急復旧工事が完了し、1年4ヶ月ぶりに水揚げを再開した。漁船1隻がサバやサワラなど2トンほどを水揚げした。能登半島地震では石川県で60の漁港が被害を受けたが、54か所で復旧工事が進み水揚げが可能になっているという。
新型コロナの影響で運休していた小松と香港を結ぶ定期便が5年ぶりに再開した。これで小松空港のすべての国際線が再開されたことになる。記念の式典が開かれ石川県の馳知事は、インバウンドのみならず互いに交流することが重要だ、などと挨拶した。香港エクスプレス航空のウィリアム・チェンCFOは、この便の成功を確信している等と述べた。新型コロナの影響で運休した4つの国際線すべてが再開されたことになる。
能登半島地震による液状化で大きな被害がでた高岡市で、地盤対策の住民説明会が昨夜まで10日間開かれ、住民側からは対策に必要な設備の維持費を負担するのは難しいとの声が相次いだ。高岡市は伏木、横田、吉久の3地区で地下水の水位を下げる工事を実施する方針だが住民の同意が必要。高岡市は排水ポンプなどの維持管理費を地区によって年間300万円~1800万円かかり住民側にも一定の負担が生じる可能性があると説明してきた。
岡山・奈義町の陸上自衛隊 日本原駐屯地で人手不足が課題の運送業界と、大型車の運転技術を持つ自衛官のマッチングを目的とした説明会が行われた。バス・トラック・タクシーなどの団体が業務内容や給料体系などを説明。その後自衛官が運転を体験した。
記録的な大雨被害から9か月で奥羽本線の院内~新庄の区間で列車の運転が再開された。秋田・湯沢市の院内駅のホームでは再開した列車を利用する人の姿が見られた。去年7月、記録的な大雨で奥羽本線の院内~新庄駅の区間は線路内に土砂が流れ込んだり、盛り土ののり面が崩れる被害を受け運転の見合わせが続いていた。JR東日本は災害時の早期復旧に向け、この区間を走る列車をディーゼルエンジンの列車に切り替えた。このため上下線の一部の列車で院内駅や横堀駅での乗り換えが必要になる。JR東日本秋田支社の畠山政士横手駅長は、大雪などに伴う架線やパンタグラフのトラブルによる輸送障害リスクも低減し安全安定輸送に寄与すると考えている、などと語った。
去年11月から雪のため閉鎖されていた、にかほ市と山形県遊佐町を結ぶ鳥海ブルーラインが今日から通行できるようになった。鳥海ブルーラインの道路脇に続く雪の壁の高さは最大で約6メートルだという。にかほ市観光協会の大須賀美和子さんは、鳥海山はにかほ市の観光の一番の売りなので、多くのお客様が来ると思い期待していると話していた。
NHK NEWS WEBから特集記事を紹介。大阪地方検察庁の現役の検事である女性は7年前、大阪地検のトップを務めていた検事正から性的暴行を受けたと訴えている。当時女性は、子育てをしながら働き、被害を申告すれば組織に迷惑がかかるのではないかと周囲に打ち明けられないまま仕事に没頭した。その後女性はPTSDを発症し、立ち直るには被害と向き合うしかないと刑事告訴を決意するがそれまでには6年がかかった。被告は初公判で起訴された内容を認めたが、その後同意があったと思っていたとして一転して無罪を主張する方針を明らかにしている。
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回天は太平洋戦争末期、旧日本海軍が大型魚雷を改造した特攻兵器で、人間魚雷とも呼ばれる。きょうは 、日出町の回天神社で作戦に携わって亡くなった1073人を慰霊する催しが行われた。今年は6年ぶりの開催となった。父親が回天の訓練生だった秋廣英二さんは、ここに回天の基地があったということを後世に伝えていかなければいけないと語っていた。
国の遺骨収集事業で新たに確認されたのは、現在の茨城町出身の林靜さん。きのう午後、茨城町で次女の来栖美智子さん、次男の田口進さんの元に遺骨が返還された。林靜さんは1944年に徴兵され現在の中国・東北部に派遣。終戦後、旧ソビエトで抑留後、1946年11月、36歳で亡くなった。次女の来栖美智子さんは出征の際6歳で、林さんを水戸で見送り、お互いに手を振って別れたのが最後の思いでだと話していた。
日本製鉄の製鉄所跡地を巡っては防衛省が一括購入して、新たに複合防衛拠点を整備する意向を示し、最終的は配置計画案を先月、県・呉市に示している。呉市がきのう、跡地がある警固屋地区で初めての住民説明会を開いた。
デンマーク国王 フレデリック10世は、大阪・関西万博にあわせて日本を訪問していて、広島市の平和公園を訪問し、原爆慰霊碑に献花し、原爆の犠牲者に祈りを捧げた。国王が平和公園を訪れるのは皇太子だった1987年以来38年ぶり。国王は原爆資料館を見学した。
ながら運転の危険性を知ってもらおうと、さぬき市の志度高校で交通安全教室が開かれた。始めに大手通信会社の担当者が、ながら運転の危険性を説明し、携帯電話を使いながら自転車を運転した実験で、歩行者を見落とす確率が1.5倍に増えたことなどを紹介した。警察庁は自転車の交通違反に青切符による取り締まりを来年4月1日から行う方針を固め、自転車のながら運転の反則金を1万2000円とする案を示している。
子どもたちが犯罪に巻き込まれないよう、帯広市できょう、この春小学校に入学した新一年生に、防犯の標語が書かれたランチョンマットなどのグッズが贈られた。新一年生たちは不審者からどう自分の身を守るか、警察官から教わり、標語を声に出して確認していた。帯広警察署の篠田和弥係長は、すぐ逃げる、大声を出す、助けを求めるなど実践してほしいと話していた。