治療のため外出などが制限される小児がんの子どもたちを支援しようと横浜市はインターネット上の仮想空間、メタバースで交流する取り組みを今月、試験的に行うことになった。横浜市などによると小児がんの子どもたちは入院や通院が長期間に及び友達と自由に遊ぶことや継続して学ぶことができないなど制限のある生活を余儀なくされているという。こうした子どもたちを支援しようと市はインターネット上の仮想空間、メタバースを活用し交流を深めてもらう取り組みを今月21日に試験的に行うことを決めた。具体的には小児がんの子どもたちなどおよそ50人が参加してアバターと呼ばれる自分の分身を操作しチームの仲間と協力してゲームのクリアを目指すことで交流を深めるという。市は今回の取り組みの結果も踏まえ今後、このメタバースの常設化を目指していくとしている。