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「樹蔭」 のテレビ露出情報

安井曾太郎は日本の洋画界をリードし続けた巨匠。1888年に京都の木綿問屋に生まれ16歳のときに浅井忠が創設した聖護院洋画研究所に入所。ここで出会ったのが梅原龍三郎。梅原はこの男のデッサンには到底及ばないと言わしめた。19歳から7年間、フランスに留学し、アカデミー・ジュリアンで学んだ。学内コンクールでは賞を独占した。安井が留学中に心を惹かれたのがポール・セザンヌで己の進むべき道を見出した。帰国後、1915年に二科展で油絵44点を発表。この後、安井は長いスランプに陥る。アカデミックな画法が完全に払拭しきれず迷いが生じた。悪戦苦闘すること15年、たどり着いた作品が「婦人像」、躍動感を生み出すことに成功した。これは安井様式と呼ばれた。1952年には梅原龍三郎と共に文化勲章を受賞。その3年後、67歳で死去。

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