- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 福士加代子
オープニング映像。
本日のゲストは陸上界のレジェンド福士加代子さん。1982年、青森県板柳町の生まれ。高校時代に陸上を始め、卒業後はワコールに入社。社会人になってから才能が開花し、3000mと5000mで日本新記録を樹立した。2004年、10000mでアテネ五輪に初出場したが、プレッシャーから実力が出せず26位という結果。引退も考えたが、恩師から負けたことに負けるなを励まされ、再び走ることを決意。2年後にハーフマラソンに初挑戦するとアジア記録を更新して優勝。2008年にマラソンに初挑戦。終盤に失速し最後はふらふらになりながらゴールした。北京五輪、ロンドン五輪には長距離走で出場しつつ、マラソンにも挑み続け、2016年の大阪国際女子マラソンで優勝。リオデジャネイロ五輪にマラソンで出場し、日本人トップの14位でゴールした。2022年、39歳で引退した。現在はワコール女子陸上競技部のアドバイザー。
ゲストの福士加代子さんのお宝は「十三代 中里太郎右衛門のぐい呑み」。骨董好きの義理のおじいちゃんが持っていたもので形見分けされたもの。本人評価額は100万円。鑑定の結果は15万円。十三代 中里太郎右衛門の唐津焼の作品だという。
大阪市天王寺区の三井義勝さんからの依頼。三井さんの父・繁勝さんは1947年に天ぷら専門店を開業し、その後料亭となり地域のお客さんに愛されてきた。今回は改装は幅広く使ってもらえる店にしようと目下検討中。三井さんは今田耕司の幼馴染。お宝は建て替えのために店の倉庫を整理していた際に出てきた油絵。
依頼人の三井義勝さんが登場。お宝は常連客からいただいた「安井曾太郎の油絵」。倉庫を整理していたときに出てきたのだという。
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- 安井曾太郎
安井曾太郎は日本の洋画界をリードし続けた巨匠。1888年に京都の木綿問屋に生まれ16歳のときに浅井忠が創設した聖護院洋画研究所に入所。ここで出会ったのが梅原龍三郎。梅原はこの男のデッサンには到底及ばないと言わしめた。19歳から7年間、フランスに留学し、アカデミー・ジュリアンで学んだ。学内コンクールでは賞を独占した。安井が留学中に心を惹かれたのがポール・セザンヌで己の進むべき道を見出した。帰国後、1915年に二科展で油絵44点を発表。この後、安井は長いスランプに陥る。アカデミックな画法が完全に払拭しきれず迷いが生じた。悪戦苦闘すること15年、たどり着いた作品が「婦人像」、躍動感を生み出すことに成功した。これは安井様式と呼ばれた。1952年には梅原龍三郎と共に文化勲章を受賞。その3年後、67歳で死去。
常連客からいただいた安井曾太郎の油絵を鑑定。本人評価額は1000万円。鑑定結果は5000円、贋作だった。本物であれは200万円ぐらいだという。
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舞台は千葉県佐倉市。江戸時代に佐倉城の城下町として栄え、当時の面影を伝える武家屋敷が今も残されている。佐倉藩最後の藩主・堀田正倫が明治時代に暮らした邸宅は現在、国の重要文化財に指定されている。映画やドラマのロケ地として使われることもあり、最近ではウエディングフォトの舞台として人気。まちのシンボルであるオランダ風車「リーフデ」は1994年に建てられた。
クラフトバンドで小物を作っているという寺尾果那子さんのお宝は「仁阿弥道八のたぬき」。フリマアプリで7000円で手に入れたもので本人評価額は70万円。鑑定結果は2千円。京土産で本物ではなかった。
薬剤師・松本正文さんのお宝は「田村孝之介の油絵」。本人評価額は買ったときと同じく100万円。鑑定結果は40万円。本物ではあるが近代洋画は値段が下がっているのだという。
お菓子作りが得意な佐藤りかさんのお宝は「東山魁夷のペン画」。ドイツ・デュンケルスビュールが描かれている。本人評価額は10万円。
佐藤りかさんのお宝は「東山魁夷のペン画」。本人評価額は10万円。鑑定結果は200万円。東山魁夷の作品で間違いなく、1969年頃の作品だという。
千葉県南房総市。依頼人は大田亜里紗さん。バイク大好きで週末はツーリングをしている。お宝はお札の肖像にもなった偉人のお宝。
大田亜里紗さんのお宝は福沢諭吉が曽木圓治に宛てた手紙。
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- 福澤諭吉
「学問のすゝめ」は人間の平等、学問の重要性をといたことから大ベストセラーとなった。作者は福沢諭吉。1835年に中津藩の下級武士の次男として生まれ、21歳の時に長崎に遊学しオランダ語を学ぶ。翌年に蘭学者・緒方洪庵の適塾に入門し、わずか2年で塾頭にまで上り詰めた。1858年に江戸に蘭学塾を開く。これが後の慶應義塾。独学で英語を学び、1860年にアメリカ、1862年にヨーロッパを訪問する幕府の使節団に随行。西洋の社会のあり方や人々の考え方など見聞を広めた。帰国後に出版したのが「西洋事情」。この本は徳川慶喜が大政奉還を決意するきっかけになったとされている。明治時代、学問のすゝめ、文明論之概略を出版。1894年に墓参りのため大分・中津に帰郷。耶馬渓の土地が売り出し中と知り、景観が損なわれてしまうことを危惧し、私財を投じて購入し保全に努めた。ナショナルトラスト運動の先駆けといえる。依頼品の福沢諭吉が曽木圓治に宛てた手紙。
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