全国のスーパーで今月18日までの一週間に販売されたコメの平均価格は5キロあたり税込みで4285円となった。コメの価格高騰が続く中、長野県内のJAグループのスーパーでは先月11日の備蓄米の売出しの当初から5キロあたり税抜き2990円で販売している。備蓄米をめぐっては、きょう新たな動きがあった。農林水産省は、備蓄米の随意契約での売り渡しに関する詳細を発表した。放出するのは令和3年と4年に収穫された合わせて30万トン。対象は年間1万トン以上のコメを扱えるネット通販なども含めた大手の小売業者としている。ことし8月末までに消費者に販売する量について、毎日申請を受け付けるとしている。価格は収穫された年で異なるが、平均ではこれまでの平均落札価格の半額程度の60キロあたり消費税込みで1万1556円とのこと。これに流通経費が上乗せされると、店頭での販売価格は税抜きで2000円程度になるとのこと。農林水産省は今日から希望する業者からのメール申請を開始した。横浜市のスーパーでは、全ての5キログラムのコメが5000円を超えている。