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「檀一雄」 のテレビ露出情報

問題「太宰治『走れメロス』誕生のきっかけとされる実体験は?借金をして逃亡、娘の結婚式に走る、お手元容器が果物柄」。正解は「借金して逃亡」。「走れメロス」は友情がテーマの一つだが、太宰治にも作家・檀一雄という友達がいた。2人は一時期、いつも一緒に飲み歩く仲だった。ある時、太宰の奥さんからお金を届けるよう頼まれた檀は熱海にいた太宰のところへ行った。2人はそのお金で飲み歩いて借金を抱えてしまった。太宰は檀に「君は待っていてくれないか?」と言い、1人で東京に向かった。メロスはギリギリで戻ってきて友の命を救ったが、太宰はいつまで経っても戻ってこなかった。しびれを切らした檀が東京へ戻ると太宰は将棋を指していた。太宰は「待つ身が辛いかね、待たせる身が辛いかね」と言い放った。後に「走れメロス」を読んだ檀は「あの熱海の一件が重要な心情の発端になっていはしないか」と自身の著書「小説太宰治」に書いている。

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