中国はアメリカの対抗意識の高まりといったところを利用して外交を展開しているが、これに日本はどう対応していくべきなのか、山川龍雄は「日本も戦略的自律を目指すべきだと思ってる。長らくインドが外交の基本方針として掲げてきたもので、ここへきてEUも開かれた戦略的自律と言い出している。同じような意味で、特定の国、アメリカや中国への過剰な依存も避けなければならないという。大事なのは、ここにある自由、民主主義、法の支配、市場経済といった普遍的な価値を大事にすること。残念ながら今は中国の習近平主席だけではなくてアメリカのトランプ大統領も、こうした、普遍的な価値を共有するリーダーには見えない」と言及した。具体策として食料だとかエネルギー、経済安保分野の調達先を多様化、あるいは自給率を高めていくということ。それとともに、こうした価値を共有できるような他の国と連携していく。TPPとEU、この連携を強化することによって自由貿易を推進していくといった具合に自律性を高めつつ連携も模索していくことが必要だとコメントした。
