急拡大するインフルエンザ。一部では薬不足も懸念されている。武田内科小児科クリニックでは年明けから患者が殺到。全国のインフルエンザの患者数のグラフ。64．39人と過去最多。東京都では56．52人から13．81人に減少したがこれは今月5日までの1週間の感染者数。年末年始で多くが休診していたため。年明けからもインフルエンザ患者数が多い。懸念されるのが薬不足。有明ファミリー薬局・小林薬剤師は「他の剤形が違う薬に関しても限定出荷と言われている。なかなか発注してもすぐ入らない状況が続いている」。インフルエンザ急拡大で「タミフル」のジェネリック医薬品「オセルタミビル」について、製造元の沢井製薬は供給を一時停止すると発表した。その影響で他のインフル治療薬も品薄状態に。子ども用の粉薬の在庫が少ない。沢井製薬はオセルタミビルについて、ドライシロップを今月下旬、カプセルタイプは2月上旬に再開予定。現状は在庫はあるが、大流行で枯渇する恐れもあると言う。インフル治療薬がない場合の治療法は？武田内科小児科クリニック・武田副院長は「熱を下げる薬だったり対症療法の治療になる」。手洗い、マスクなど徹底した感染対策を。