躍進を続けるオグリキャップの人気は社会現象となった。ぬいぐるみは飛ぶように売れ、若い女性が競馬場に詰めかけるブームとなった。平成2(1990)年6月にオグリキャップは関節が炎症を起こす右飛節軟腫になり、温泉療養施設でのリハビリを余儀なくされた。10月に秋の天皇賞で復帰したが6着に敗れ、翌月のジャパンカップでも11着に敗れた。6歳のオグリキャップは競走馬としてのピークを過ぎており、12月の有馬記念で引退することが発表された。騎手は当時21歳だった武豊。12月23日に有馬記念が行われた中山競馬場には17万人以上が詰めかけた。単勝オッズは4番人気とオグリキャップの勝利を信じるものは多くなかったが、見事に勝利してラストランを飾った。レース後には観客からオグリコールが沸き起こった。通算成績は32戦22勝。獲得賞金は9億円だった。
