上半期のトレンドは「おくち美活動」。美容としてのオーラルケアのことで、むし歯予防などの衛生・健康のためのケアはもちろん、最近では口元の美しさが重視されている。美容効果に着目した新アイテムも続々登場している。＠cosmeも「おくち美活動」を下半期のトレンド予測として発表している。担当者は「コロナ禍が少し落ち着いてきて、マスクを外して外出や人と会う機会が増えてきたことで、見た目の部分にも関心が移ってきた」と話す。去年行われた調査では約7割がホワイトニングへの関心が高まったとしている。銀座池渕歯科・池渕剛院長は「4〜5年前に比べるとホワイトニングの受診は5倍くらい。専門に行うホワイトニングサロンも増えたんじゃないか」と話した。銀座池渕歯科のホワイトニングは1回60分程度で1万3200円～。手軽に安くとのニーズにあった商品も注目されている。＠cosmeのベスト日用品1位を獲得した石澤研究所「歯磨撫子 重曹歯ぬぐいシート（1155円）」。使い方は1枚出して指を差し込んだら歯の汚れを拭き取るだけ。広報は「重曹のタンパク質分解パワーで手軽に使える商品というところが皆様のニーズに一致した」と分析。水・歯みがき粉いらず、いつでもどこでもささっと使えるのが好評。SNSで大バズりした無印良品「歯みがきタブレット（490円）」。1回1粒10秒ほどかけて噛み砕いて口をゆすぐだけ。さらに歯みがき粉がわりにも。