庄原市にある国営備北丘陵公園では地元の伝統文化の継承に取り組んでいて、きのうは農耕に使う牛や馬を供養し豊作を祈願する庄原市比和町の伝統行事「比和牛供養田植」が園内の田んぼで行われた。田植えをしたのは比和町郷土芸能振興会の約50人で、初めに牛が土を細かく砕く「代かき」という作業が行われた。このあと早乙女たちが田んぼに入って歌や太鼓のリズムに合わせて苗を植えていった。比和町郷土芸能振興会・若林隆志会長は「700年の歴史があるというこの芸能を見ていただいて、みなさんにも感動していただければ、私たちも発表したかいがある」と話した。