2025年5月26日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース

出演者
小林陽広 鹿島綾乃 山田貴幸 三條雅幸 一柳亜矢子 井上あさひ 後藤祐輔 坂下恵理 佐竹祐人 山口瑛己 宮崎浩輔 条谷有香 中村瑞季 中林彩乃 
(オープニング)
オープニング

オープニングの挨拶。

(気象情報)
気象情報

気象情報を伝えた。

福井局 昼のニュース
若泉敬の沖縄県民に宛てた遺書 沖縄に寄贈へ

越前市出身の国際政治学者・若泉敬氏は1972年の沖縄返還を前に当時の佐藤栄作総理大臣の「密使」としてアメリカ側と秘密交渉にあたり返還を実現させたが、亡くなる2年前の1994年に自身の著書で有事の際、沖縄に核兵器を持ち込むことを容認する「密約」があったと交渉の内実を明らかにした。沖縄に寄贈されるのは晩年、若泉氏と親交があった県内に住む男性が自宅に保管していた遺書で、若泉氏が著書を出版した1994年の沖縄の「慰霊の日」にあわせて書かれている。若泉氏は返還後も変わらず米軍基地が集中している沖縄の現状に強い自責の念を抱いていたとされ、沖縄県民に宛てた便せん5枚の遺書には「歴史に対して負っている私の重い『結果責任』をとり自裁します」などと書かれている。戦後80年の今年、遺書を保管していた男性が寄贈を申し出たということで、今年9月以降に沖縄の公文書館に寄贈され広く公開される。

広島局 昼のニュース
独自 死亡事故起きた “勝手踏切”封鎖へ

”勝手踏切”は法律上踏切ではないのに地元住民などが生活道路のように線路を横断する場所で、JR可部線では歩行者が横断中に列車にはねられて死亡する事故が去年4月と10月に相次いで発生した。現場は立ち入り禁止の看板があるものの簡単に通行が可能なため、広島市やJRなどが対策を検討してきた。関係者によると、このうち去年10月に事故が起きた広島市安佐南区祇園の勝手踏切と、その近くにある別の勝手踏切についてフェンスを設置して通れないようにするよう調整が進められている。勝手踏切は権利関係が複雑に絡み合っていることから多くの場合、封鎖などは近隣住民の同意が必要とされているが、同意手続きをほぼ終えたという。今後、市やJRが封鎖する方針を回覧板や看板でより広く周知することにしていて、大きな反対がなければ今年9月にも封鎖される見通し。

旧石器時代の遺跡で “約4万2000年前の石器”

廿日市市にある冠遺跡で、中国大陸や朝鮮半島で発見された4万年以上前の中期旧石器時代の石器に似た特徴の石器が見つかった。去年9月の発掘調査で3万6000年前より古い地層から石器約370点が出土した。出土した地層から見つかった木炭を放射性炭素で年代測定した結果から、石器は約4万2000年前のものと判明。これまで国内で見つかった石器のうち、多くの研究者が最古と考えているものを約5000年さかのぼり、日本列島に人類が到達した時期を考える上で貴重な発見だとしている。奈良文化財研究所・国武貞克主任研究員は「日本列島における中期旧石器時代の扉が開いた。日本列島の人類の活動の一番初めの姿が明らかになってくることが期待される」と話した。

700年伝わる 「比和牛供養田植」

庄原市にある国営備北丘陵公園では地元の伝統文化の継承に取り組んでいて、きのうは農耕に使う牛や馬を供養し豊作を祈願する庄原市比和町の伝統行事「比和牛供養田植」が園内の田んぼで行われた。田植えをしたのは比和町郷土芸能振興会の約50人で、初めに牛が土を細かく砕く「代かき」という作業が行われた。このあと早乙女たちが田んぼに入って歌や太鼓のリズムに合わせて苗を植えていった。比和町郷土芸能振興会・若林隆志会長は「700年の歴史があるというこの芸能を見ていただいて、みなさんにも感動していただければ、私たちも発表したかいがある」と話した。

金沢局 昼のニュース
横綱昇進が確実に 大の里が心境を語る

大の里は大相撲夏場所で14勝1敗の成績で優勝。地元の応援について大の里は「たくさんの人が応援してくれたと思うし、春巡業で地元の津幡町と去年開催できなかった七尾市で開催できて、すぐの場所で優勝する姿を石川県に届けることができてうれしい。石川県に明るい話題を届けられたと思う」と話した。また、春場所で優勝後、能登半島地震の被災地を訪れていたことを明かした。大の里は大関として2場所連続の優勝となり、横綱昇進を確実にした。

新潟局 昼のニュース
大の里 2場所連続優勝 一夜明け記者会見

大関・大の里は大相撲夏場所で14勝1敗で2場所連続優勝を果たし横綱昇進を確実にした。石川県出身の大の里は小学校卒業後、相撲の実力を高めるため親元を離れ、高校は相撲の実力校・県立海洋高校に通った。千秋楽から一夜明けて行った記者会見では「先場所の優勝額を海洋高校の化粧まわしですることができて、優勝を届けられて、新潟も喜んでいたという話を聞いたので、優勝という形で新潟にいい報告ができた」と話した。海洋高校がある糸魚川市では大の里の夏場所での優勝を受け、市内の道の駅にはおとといから特設ブースが設けられている。

NHK NEWS WEB
生成AIの答え 信じて大丈夫?

グーグルで「根比べ」について検索した際、5月16日の段階で生成AIで「根比べ」の語源は、中世ヨーロッパにおける教皇選出方法であるコンクラーベに由来するとされるとの誤情報があった。他にもXで使われる生成AIでは大阪・関西万博のトイレは汲み取り式であるとの誤情報もあった。生成AIは、様々な情報を事前に学習し、類推を重ねることで回答を作り出す。ノルウェーの男性は自分のことをチャットGPTに聞いたところ、息子2人を殺害して懲役21年の判決を受けたという誤情報が表示された。大学では生成AIの利用を必須化しているところもある。AIが回答の根拠とした一次情報や引用元を確認することも大切。

青森局 昼のニュース
深浦町全域で一斉に 地震・津波想定の訓練

日本海中部地震からきょうで42年となるのに合わせて、深浦町では震度6弱の揺れで青森県の日本海沿岸に大津波警報が発表されたという想定で町内全域で一斉に防災訓練が行われた。1983年5月に発生した日本海中部地震は秋田県沖を震源とするM7.7の大地震で、津波などで秋田県や青森県などで計104人が犠牲となった。このうち青森県では沿岸に5メートルを超える津波が押し寄せたとされ17人が死亡した。訓練が始まると町の職員たちは速やかに高台に避難していた。また、災害時の拠点となる町の保健センターでは避難した職員たちが災害対策本部を開設し、被害状況の報告や自衛隊への災害派遣を要請する手順などを確認していた。深浦町・平沢一臣町長は「沿岸で津波が来たら多くの命が失われることも想定されるので、1人も亡くならせてはいけないという強い思いで今後しっかりと防災・災害対策を講じていきたい」と話した。

大型商業施設で テロ対応訓練

十和田市の大型商業施設で刃物を持った客が他の客を無差別に切りつけたという想定の訓練が行われ、警察や消防、店の従業員など50人余りが参加した。訓練では当たりくじ付き商品が外れたことに腹を立てた犯人役の警察官が従業員どなりつけ、ダミーの刃物を持って大声をあげながら従業員を次々と切りつけた。その後、駆けつけた従業員と警察がショッピングカートやさすまたを使って暴れる犯人役を押さえていた。十和田警察署・中村彰宏署長は「テロはいつ起きてもおかしくないという意識を絶対に忘れないこと。訓練を継続して実施してもらいたい。それが被害の未然防止、拡大防止につながることになる」と話した。

大阪局 昼のニュース
明石砂浜陥没事故 女児死亡から23年

2001年12月、明石市の大蔵海岸で父親と遊びに来ていた当時4歳の女児が突然陥没した人工砂浜に埋まり、5か月後の5月26日に亡くなった。23年となった命日のきょう、砂浜を管理する明石市・丸谷聡子市長や市の幹部職員6人が現場を訪れ、献花台に花を手向けて手を合わせた。事故は堤防の下に設けられたゴム製シートに亀裂が入り、砂が海に流出して崩れたことが原因で、現場では事故の前から同様の陥没が相次いでいたのに対策が不十分だったとして、市の担当者など4人が業務上過失致死の罪に問われ有罪が確定している。明石市役所では事故のあとに入った職員が全体の60%を超えていて、市は毎年新たに採用された職員の研修を行うなど再発防止の取り組みを続けている。明石市・丸谷聡子市長は「私も子を持つ母として本当に胸がつまる思いで、ここで献花をさせていただいた。事故を起こした明石市として、しっかりこれから安全安心に取り組んでいくと決意を新たにした」と話した。

アユ釣り解禁 釣り人でにぎわう

奈良県南部にある天川村の天ノ川できょうからアユ釣りが解禁された。解禁から9月ごろまでは生きたアユを囮に使う友釣りに限られていて、釣り人たちは囮に近寄ってきたアユを1匹ずつ針で引っ掛けていた。地元の漁協によると、週末に降った雨の影響できょうは水かさが増すなどたくさん釣るのは難しい状況だということだが、中には開始から3時間余りで約30匹釣った人もいた。天川村漁業協同組合・小川彰信組合長は「気温が上がれば間違いなくかかる。天川は味で勝負するアユなので、食べてもらって天川村を知っていただきたい」と話した。

列島ニュースアップ
愛媛の企業 独自技術で ウクライナを支援へ

道路の舗装を手がける創業約70年の松山市の企業にウクライナの政府機関の担当者が訪れた。壊れた道路を補修する会社の独自技術の視察に来た。ロシアによる軍事侵攻から3年余。破壊された道路は2万6000キロ以上にのぼり、被害総額は4兆円と推計されている。ゼレンスキー大統領が各国の政府や企業に協力を呼びかける中、会社ではJICA(国際協力機構)のウクライナ支援事業に参加した。開発した結合剤と砂や砂利を混ぜ合わせたアスファルトは圧力をかけるとすぐに固まる。重機は使わず、車が上を走ったり人が足で踏んだりするだけで簡単に補修できる。さらに気温や雨の影響を受けにくく、1年以上の備蓄や長距離輸送も可能。ウクライナの政府機関担当者からは材料をはじめ、必要な人員やコストについての質問が相次いだ。結合剤と合わせるウクライナの砂の大きさや形状のほか、気温の影響を調べるなどして活用に向けた検討を進めることになった。ウクライナ政府インフラ研究機関のセルヒー・イリヤーシュさんは「物流の維持は非常に重要なので、引き続きこの会社と協力していきたい」と話した。会社ではこれまでカンボジアの国道建設も担い、おととし40キロ余の道路をつくった。将来的にはウクライナでも道路の建設事業に携わりたいと考えていて、日本の大学で学ぶウクライナ人の学生を来年社員として迎えることにしている。愛亀グループ・西山周代表は「人との信頼、製品に対する質の信頼、日本とウクライナの信頼であったり、そういうことを感じさせられるというのは光栄だし身の引き締まる思い」と話した。先週、企業の代表などがウクライナを訪問し、キーウにある復興庁の支所で担当者と協議した。実際の道路で補修材の試験を重ねて行っていくことになった。また、軍事侵攻で破壊された建物のがれきを処理する施設も視察し、企業の結合剤と混ぜ合わせる砂などの品質を確認した。会社は今後、現地の道路舗装会社との提携も模索しながら、ウクライナでの実用化を目指したいと話していた。

岡山局 昼のニュース
ウクライナへ提供 ポンプ車の積み込み

岡山県は去年、ウクライナの駐日大使から要請され、使われていた救急車や消防車などを提供。きょうは倉敷市の水島港で津山市の消防団で使われていたポンプ車2台がコンテナに積み込まれた。このポンプ車は今月29日に出発し、7月下旬にウクライナに到着する予定。県によると、消防車両の提供は3回目で、計6台の救急車やポンプ車を提供。県国際課・竹井志織主任は「ウクライナに送られてからは人道支援に使われると聞いている。困っている人のために役立ててほしいと思っている。今後も準備が整いしだい順次送っていけたらと思う」と話した。

ハッチョウトンボ 湿地で飛び交う

ハッチョウトンボは体長約2センチで日本で最小とされるトンボとして知られている。成熟したオスは鮮やかな赤色に、メスは白や茶色の縞模様になるのが特徴。和気町にある県自然保護センターの湿生植物園では今年は今月2日から姿を見せ始め、今は200匹を超えるハッチョウトンボが可愛らしい姿を見せている。また、ハッチョウトンボが飛び交う園内の湿地ではラン科の多年草で淡いピンク色をしたトキソウが満開を迎えている。県自然保護センター・阪田睦子さんは「トキソウとハッチョウトンボのコラボがすばらしく、楽園のような形です」と話した。ハッチョウトンボが飛び交う姿は来月下旬をピークに8月中旬ごろまで、トキソウの花は今月いっぱい楽しめそう。

盛岡局 昼のニュース
米内川氾濫で流された橋 大雨時期を前に撤去進む

盛岡市の上米内地区では去年8月の大雨で米内川が氾濫して複数の住宅が浸水した。また、川に架かる畑橋が流され撤去されないままになっていたが、二次被害のおそれがあるため、大雨シーズンを前に撤去工事が始まった。市は今月中に撤去を終えたあと、もとの場所に新たな橋をかけ直すことにしていて、橋の復旧工事が完了するのは来年度以降となる見通し。それまでの間、市の中心部との行き来には近くに設置された仮の橋を使ってほしいとしている。盛岡市林政課・宮野健一課長は「住民の皆さんがもとの生活ができるように、道路のでこぼこの補修や新しい橋の架け替えの準備を進めている」と話した。

復興たろう大漁まつり

宮古・田老地区で「復興たろう大漁まつり」が行われた。きのうは神輿を船に載せて沖で海に祈りを捧げる「曳き舟」と呼ばれる神事は波が高かったことから中止されたが、特設会場では伝統芸能の「黒森神楽」や地元の中学生が太鼓の演奏を披露。このほか、「ロックンロール」と「ロールケーキ」をかけて参加者が踊りながらケーキを食べる催しも行われた。田老町漁協・畠山康男組合長は「水揚げを多くして、このまちを元気にしたいと願っている」と話した。

松山局 昼のニュース
ミャンマー大地震 2か月前に 高校生が犠牲者に祈り

今年3月28日、ミャンマー中部で起きた大地震について、現地で実権を握る軍はこれまでに3800人以上が死亡し、住宅6万棟以上が倒壊するなどの被害を受けたとしている。大地震かrまもなく2か月になるのを前に、松山市の松山学院高校では生徒約200人が学校の礼拝堂に集まった。牧師・辻村佳子さんは「被災された人のことを心の内に刻んで、生活再建や1日も早い復興を祈りましょう」と呼びかけた。学校では先月、校内で募金活動も行い、集まった約4万円を日本赤十字社に送っていて、被災地の救援活動や復興支援などに充てられる。2年生・亀井鉄心さんは「南海トラフ地震とか怖い。ひと事ではないと思う」、藤井夏帆さんは「現地に行くのは国外でもあり難しいが、募金活動を続けたりメッセージを届けたりしたいと話した。

高松局 昼のニュース
春会期の閉幕イベント “地元の魅力 再認識”

瀬戸内海の島々などで開かれる現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の春会期がきのう最終日を迎え、春会期のみの会場となった坂出市では閉幕イベントには250人以上が集まった。参加したアーティストらによるトークイベントなどが行われ、芸術祭を振り返った。地元の自治会やボランティアスタッフなどが互いの労をねぎらっていた。ボランティアスタッフは「アート好きにとっては作家とふれあいながら、島の住民もボランティアすることでふれいもできて、そういう点はいい」と話した。

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