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- 田代杏子 小山径 吾妻謙 坂下恵理
今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、「さくら風力」設置の風力発電の風車から羽根が落下し、近くで倒れていた81歳男性がその後死亡した。事故後も風車には破損した羽根が根元から10メートルほどついたままになっており、保守業務を請け負っていた会社は羽根の回収に向け、今月20日からクレーンを使い取り外し作業を進めていた。今日は朝から作業員3人が地上80メートルほどの高さにある風車の発電機などを格納する部分に近づき、取り外しの作業を行った。午前10時ごろ、破損した羽根の根元を取り外し、ゆっくりと地上に下ろした。風の保守業務を請け負っていた会社によると、破損していない残り2本の羽根も取り外す予定で、今月中には作業を終わらせたいとしている。また、破損した羽根は茨城県にあるこの会社の施設に運び込まれ、事故原因の究明に向けた調査が進められるという。
「さっぽろ雪まつり」では例年大通会場に高さ10メートルを超える5基の大雪像が展示され、このうち2基は陸上自衛隊が制作している。しかし、国際情勢の緊迫化など、訓練の重要度が増していることに伴い、今月19日に再来年の開催から陸上自衛隊制作の大雪像を2基から1基に削減するという申し入れを札幌市が正式に受理していた。北洋銀行が大雪像の数を維持しようと、陸上自衛隊に代わり大雪像の制作に関わる検討を始めたことが分かった。今後、実行委員会や陸上自衛隊と大雪像制作について相談したい考え。了承されれば来年から制作現場に行員派遣などノウハウを学び、再来年の開催から1基の制作を担いたいとしている。大雪像の制作には1基あたり、のべ約4000人の陸上自衛隊員が動員されているという。北洋銀行は他の企業などと協力して人員・費用の確保に向け具体的検討へ。
ばんえい競馬では先月下旬以降、競走馬に馬インフルエンザの感染が広がり、レース・能力検査が一時中止に。レースは今月17日に再開されたが、今日から検査も再開され、2歳のばん馬約200頭が参加した。直線200メートルのコースで重さが500キロ近くあるソリを引かせ真っ直ぐ走ることができるか、基準の時間内でゴールできるかなどについて関係者がチェックしていた。帯広市によると、合格して競走馬としてデビューできるのは4割程度だという。担当者は引き続き気を引き締めて感染対策を続けたいとした。
相次ぐ山林火災を受けて福島県内の消防などが山火事を想定した訓練を行い、ヘリコプターで上空から消火を行うための関係機関の連携や手順を確認した。訓練は本宮市郊外の運動公園で行われ、約40人が参加した。訓練は市内で山火事が起きたという想定で行われ、まずヘリにワイヤーで吊り下げる消火用のバケツに約500Lの水を注水した。そして水が貯まるとヘリは離陸。火災現場に見立てた場所を目がけて上空から放水していた。今日の訓練では注水から放水までの一連の作業を3回繰り返し、参加者は互いに声をかけ合ったり手で合図を送ったりして、ヘリの離着陸の際の安全確認やバケツに注水する際に連携して速やかに作業する手順を確認していた。
福島市の福島競馬場では、馬が走るコースの内側に整備されたバラ園で色とりどりのバラが見頃となっている。福島競馬場にある「ローズガーデン」は13年前に東日本大震災からの復興を願って作られたもので、競馬場の営業日である土日に一般公開されている。園内には復興にちなんで「縁」や「希望」といった名が付いたものを始め300種類のバラが植えられており、見頃を迎えた今は甘い香りが周囲に広がっている。来月上旬には木を剪定するため、バラを楽しめるのはこの週末か来週末がオススメだという。ローズガーデンでは、来月1日にはガーデニング講座などのイベントも開かれるという。
「NHK NEWS WEB」の特集記事を紹介。日米野球界で話題のトルピードバットを元プロ野球選手・内川聖一さんが試し打ちしたとのこと。トルピードバットは通常よりも先端が細くなっているのが特徴。大リーグで一部選手が導入しホームランを量産。日本でも使用する選手が出始めている。バット職人の名和民夫さんが、内川さんが現役時代に使っていたバットと同じモデルをベースにしたトルピードバットを特別に作った。実際に試し打ちした内川さんは「芯が手元にある分従来よりバットを扱いやすい」と違いを説明。その上で「球速が遅い投手には従来のバット。160kmを投げる投手にはトルピードバットを使うといった使い分けもあるのではないか」などと話した。
トランプ関税により幅広い業種で経営環境が厳しくなることが懸念される中、県内の4つの公的機関が連携して中小企業の支援を強化することになった。連携するのはよろず支援拠点、中小企業活性化協議会、事業承継・引継ぎ支援センター、信用保証協会の4機関。4機関は支援先の了承を得た上で情報を共有し、それぞれの強みを生かして支援にあたることにしている。支援内容は機関同士の協議の場を設けて検討することにしているが、先手を打った対策につなげていきたいとしている。
山形県産の去年のさくらんぼ収穫量は約8600トンで全国7割余りを占める。県や農協などは毎年花が満開になった時期から約1カ月後をめどに出来の確認・驟雨閣僚の予想などのために作柄調査を行なっていて、きょうは村山・置賜地方の48農園で主力品種佐藤錦・紅秀峰対象に一斉調査が行われた。天童市の農園では担当者が佐藤錦の実の数・2つの実がくっついた状態の双子果の数を確認するなどした。県によると今年は花が満開となった先月下旬に雨・風の影響で受粉がうまくできず実の数が例年より少ない農園もあるということ。
帯広放送局からはきょうだい児について伝える。北海道帯広市にできょうだい児の支援のため活動を初めた家族がいる。藤森貫太さんは4人家族で姉の美空さんは重度の知的障害と自閉症がある。仲が良いが大きくなるにつれ友達から理解されないなどが悩みが生まれ傷ついていることを母親に訴えたという。母の歩美さんはきょうだい児同士が悩みを共有し遊ぶことができる居場所づくりとして貫太さんと相談しばがらサークル「ハッピーパーティー」を作った。SNSには同じ悩みを持つ家族からコメントが寄せられ集まることが決定した。当日は十勝地方の各地から8人の子どもと家族が参加、仲間ができたと喜ぶ声が聞かれた。今後歩美さんたちはきょうだい児・障害児への理解も広げていきたいとしている。
「きょうだい児」 支援の輪を広げたい家族を取材した堀内さん、きょうだい児は数百万人いると推計する専門家もいるが調査は行われていないため実態把握が進んでいない。支援の取り組みは人口が多い地域に偏りがちで地方都市ではきょうだい児や保護者が情報共有する場にたどり着くのが難しいのが現状という。きょうだい児支援に詳しい北海道教育大学釧路校の戸田竜也准教授は「子どもらしく振る舞える場としての意味があるとし年齢を超えた役割を期待されがちで子供らしい欲求の抑制も多い、子どもらしくいられることで精神の発達も良い影響を与えるのではとしている。もう1つは「人生を支える場」大人になってからも様々な機会で悩みを抱えやすいことがあるが共有する仲間がいることが支えになると指摘している。戸田竜也准教授はまた第三者が思いを聞くことも支援だとしている。また居場所づくりの取り組みがきょうだ児が身近にいると地域の人に広く知ってもらえるきっかけになると期待している。
砥部町の七折地区の名産品「七折小梅」は糖度が高いことで知られるが、19軒の農家の計14ヘクタールの農園で収穫が進められている。去年は雨不足や強風から収穫量がわずか約5tだったものの、今年は約45tの収穫が期待されるという。傷も少ない良質な梅が出来ているといい、来月上旬まで愛媛県内を中心に出荷される。
仙台市の東北文化学園大学の学生と教員ら120人あまりが東松島市の野蒜海岸で海岸の清掃を行っている。野蒜海岸はその広さが特徴で、東日本大震災では大きな被害を受けたものの市は様々なスポーツ大会を誘致する様子が見られる。生徒たちは被災時に付いて語り部から話を聞いている。参加した学生からはゴミが捨てられるのはちょっと悲しいという声や、清掃が減るぐらいゴミが減るといいといった話が聞かれた。
宮城・村田町の薄木地区では初夏の味覚であるそら豆の収穫が始まっている。今年は春先の気温が低かったことで例年より収穫が遅れているが、粒は大きく香りも良いという。収穫は来月中旬まで続き東京の市場にも出荷される見込み。
NTTドコモ九州支社は南海トラフ巨大地震に備える訓練を大分・別府市で行った。佐伯市から杵築市までの広い範囲で交通網が遮断され携帯電話も使えなくなったという想定で、大分海上保安部や陸上自衛隊など6団体から150人が参加している。津波の影響で陸路で近づけなくなった沿岸部の避難所では携帯電話を復旧できるようにする訓練として、大分海上保安部の巡視船に船上基地局とWi-Fiを設置し会場から電波を飛ばす復旧方法が用いられた。担当の佐田公志氏は命に関わる問題でありいかに早く復旧するかを念頭に入れていると話した。
大分県特産の乾しいたけの品評会が行われた。大分県椎茸農協が毎年この時期に開催しているもので今年は600点あまりが出品された。審査は銘柄ごとにおこなわれ、審査員は色や大きさなどを丁寧に確かめていた。上位入賞の60点ほどは来月静岡県で行われる全国の品評会に出品される。
気象情報を伝えた。
列島ニュースの番組宣伝。
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