「さっぽろ雪まつり」では例年大通会場に高さ10メートルを超える5基の大雪像が展示され、このうち2基は陸上自衛隊が制作している。しかし、国際情勢の緊迫化など、訓練の重要度が増していることに伴い、今月19日に再来年の開催から陸上自衛隊制作の大雪像を2基から1基に削減するという申し入れを札幌市が正式に受理していた。北洋銀行が大雪像の数を維持しようと、陸上自衛隊に代わり大雪像の制作に関わる検討を始めたことが分かった。今後、実行委員会や陸上自衛隊と大雪像制作について相談したい考え。了承されれば来年から制作現場に行員派遣などノウハウを学び、再来年の開催から1基の制作を担いたいとしている。大雪像の制作には1基あたり、のべ約4000人の陸上自衛隊員が動員されているという。北洋銀行は他の企業などと協力して人員・費用の確保に向け具体的検討へ。