- 出演者
- 田代杏子 三條雅幸 坂下恵理
オープニング映像が流れた。
広島市の平和公園で原爆慰霊碑に納められた原爆の犠牲者の名簿が湿気で傷まないよう、外に出して風を通す作業が行われた。この作業は広島市が毎年この時期に行っていて、平和公園にある原爆慰霊碑の前に職員が集まった。白い手袋をした職員たちが名簿を取り出し、丁寧に並べていた。名簿は129冊あり、広島で被爆して去年8月5日までに亡くなった34万4306人の名前などが記されていて、名簿を1枚ずつめくって保存状態を確認。来月上旬からは、去年8月から今年にかけ新たに亡くなった人の名前を書き加え、8月6日に慰霊碑に納められる。
40年以上にわたり自らの被爆体験を英語で世界に発信してきた小倉桂子さんが、広島市の母校で講演を行った。8歳の時に爆心地から2.4kmで被爆し、沢山の人が水を求めながら亡くなった光景などについて話した。学生たちに「どんな悲しみがあって聞いた話を伝える、それも皆さんの役目だと思う」などと呼びかけた。
長崎市の鈴木市長を表敬訪問した国連軍縮研究所のロビン・ガイス所長。鈴木市長は、原爆の被害を記録した写真集と、平和の象徴であるハトの形のピンバッジを贈呈。このあとガイス所長は、核兵器廃絶への道のりについて「核を廃絶したい人たちと核抑止を信じている人たちの溝が深まっている。研究所はその橋渡しとなり解決の糸口を探し生産的で建設的な対話につなげたい」等と述べた。
島原市では、子どもたちに伝統芸能を継承しようと毎年秋に島原城で「肥前島原子ども狂言」を開催している。昨日は島原市で4歳~15歳までの27人の子どもたちが狂言のお披露目に向けて集まって初めての稽古が行われた。子どもたちは、能楽協会九州支部支部長の野村さんから、狂言の歴史などの説明を受けたあと、正座の姿勢や舞台上での所作などを学び、狂言で披露する小謡の稽古を参加者全員で行った。
日野高校では、世代を超えた交流を図ろうと、生徒と地域の人たちが一緒になって年間を通して農作物の栽培や収穫などに取り組んでいる。今日は町内の黒坂地区にある実習用の畑で、2年生7人と地域の人達12人がサツマイモの苗を植えた。今日は20分ほどで6列の畝に苗を植え終え水やりをした。サツマイモは9月中旬には実り、生徒と地域の人が収穫を楽しむ予定。
宇宙飛行士の若田光一さんが国際宇宙ステーションから地球に持ち帰った種から育てられている宙ユリが、湯梨浜町で今年も花を咲かせ見頃を迎えている。「宙ユリ」は2009年に宇宙飛行士の若田光一さんが国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」から持ち帰ったササユリの種を栽培。2015年に湯梨浜町に球根が贈られ、翌年から毎年5月中旬から下旬にかけて花を咲かせている。あやめ池スポーツセンターでは、玄関前のプランターに植えられた11株の内8株が今月19日に開花。先月は低温の日が多く生育が遅れたため、今年は開花が去年より3日遅いという。今月末まで楽しめる。
NTT東日本は北海道・石狩市の防災ひろばで大規模地震の復旧訓練が行われた。震度7の自身が発生し停電などで通信インフラが遮断された想定であり、はじめに移動電源車からコードを繋ぎ、扇風機を動かして電源を確認し、通信エリアを広げるため電波を中継するドローンの訓練も行われている。担当の平川さんは訓練をすることで力を発揮できる体制を築くことが非常に大事と話している。
道南地方では5月下旬から田植えの作業が本格化している。北斗市の開発では畠中さんがふっくりんこという道南の品種の苗を植える様子が見られる。コメの価格高騰が続く中、新米への期待も高まっている。田植えは来月上旬頃まで行われる予定という。
大阪・茨城市にある立命館大学キャンパスの緑化エリアでは府の絶滅危惧種に指定されているキツネや外来種のアライグマ、タヌキなど野生の動物が生息していることが判明した。大学のキャンパスはJR茨木駅から徒歩7分ほどの市街地となっていて、桜井良准教授は都市部でもこういう形で野生動物が同じ場所で共存しているのはとても意義のある結果と振るとともに、不用意に近づかないことを呼びかけた。
佐賀市は児童の発達を調べるための健康診断「5歳児健診」を始めている。1歳半・3歳児への健診が義務付けられる中、国は言語や社会性の発達状況を把握するため5歳児健診も支援していて、佐賀市は県内で初の導入となる。集団生活で必要となる準応力を見るため、ルールを守る・順番を待つ能力も調べている。担当の馬郡裕子さんは社会的なルールを身につけることができる時期でもあるので健診が一助となればと話している。
佐賀・みやき町の香田地区の小川ではホタルが飛び交い始めた。地元の人達がホタルの生育環境を保つため、餌となる巻き貝のカワニナが育ちやすいように川底の土砂を撤去する活動を行っていて、見物に訪れた人達がホタルの光跡を楽しむ様子が見られる。今年は先月頃まで寒い日が続いたことからホタルが飛ぶのは約1週間ほど遅れているという。小屋町寛幸さんは環境の整備からホタルは最近多くなっていると話している。
夜の万博を特集。名物となっている夜のドローンショーだが、これを眺めるため大屋根リングには多くの人が集まる様子も見られる。夕日の輝きも魅力的となっているが、ドローンショーは一般の人の立ち入りが禁止された端のエリアで行われる。1000基のドローンがここから離着陸するのだといい、9時ごろから行われるショーに向けて1つ1つ丁寧に並べている。責任者の中村祐晟さんは風速5m超という天気を気にする様子を見せていて、機体が落ちるほど風が強い日は中止となってしまうのだという。夜になると大阪ヘルスケアパビリオンは光る様子を見せ、各国のパビリオンがそれぞれ違った光で彩られるが、フランスの色はミャクミャクみたいという声が利用者からは聞かれていた。一方でドローンショーの現場ではLEDが正しく点灯するか・プロペラがしっかりまわるのかを1つ1つ丁寧に把握していた。8時30分を迎えると水上ショーが行われ、大迫力の噴水が見られる。そして、20時54分を迎えるとドローンショーの準備が始まった。3回にわけて1000基を飛ばすのだといい、一瞬で形を変えながら様々な姿に変わっていく。ドローンショーが終わるとゲートの場所の案内も表示される様子が見られる。無事1つのドローンも墜落せずに終えることができたが、中村さんは万博に来て初めてドローンショーを見る人も多いと思うので感動してもらえるようにやっていると話している。1基1基に位置や速度のコントロールが行われていて、その技術力も注目ポイントとなっている。
今日の列島ぶらり旅は北海道下川町。川歩き専門というガイドの園部さんとともにポンモサンル川を散策。行者ニンニクやヤマメ、メノウなど“春の森の宝物”を見つける。続いては森のごちそう・エゾシカを味わえるというレストランへ。。どこでとれたか、何を食べていたのかなど一頭ごとにカルテを作っており、季節によって調理法や味付けを変えているそう。今回はヒレ肉の春ごろも 行者ニンニクソースをいただいた。夜、地元の人達が集まるバーへ。こちらでは店に併設する醸造所で作られたというクラフトビールをいただける。香りのヒミツはトドマツ。「下川町の夜空を思い浮かべながら飲んでいただけたらうれしい」とお店の人が話した。
川歩きは1年を通して行われている。
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きょうのキニナルは茨木市にある大学キャンパスで野生動物の生息確認。
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NHK TECH WEEKの告知。