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「比売神」 のテレビ露出情報

奈良県に多くのシカが生息するようになったのには「春日大社」が関係している。奈良のシカの起源が春日大社、1300年ほど前に武甕槌命が白いシカに乗り御蓋山に降り立ったという言い伝えから奈良の人たちはシカを神の使いとして大切に保護し続けている。春日大社の御祭神は第一殿は茨城・鹿島の武の神「武甕槌命」第二殿は千葉・香取の剣の神「経津主命」第三殿・第四殿藤原氏に祖神で祭祀の神「天児屋根命」「比売神」を祀り、父に聖武天皇、母に光明皇后をもつ称徳天皇の勅命で平城京を守るため768年に春日大社を創建した。昔奈良では春日大社では二之鳥居をくぐると石灯籠約2000基、釣燈籠が約1000基あり灯籠の数が日本一なことから奈良で一番明るい場所とされた。江戸時代までは毎日灯籠が灯っていた。石灯籠2000基の中15基の竿にだけ春日大明神と彫ってあり3基見つけると長者(金持ち)になれるとの言い伝えがある。
春日大社の大宮にある重要文化財東回廊には約37mに300~400年前の釣灯篭が並ぶ。御蓋山の中腹に御本社があるが神様の土地なので神山を削らず地形に合わせて立てられていて傾斜になっているということ。自然を壊さないという春日大社の思いは東回廊を抜けた先にある禁足地春日山原始林にも表れている。841年に狩猟・伐採・入山が禁止されて以降太古の姿を残す世界遺産の春日大社の聖域とされ、春には野生の藤の花がみられる名所でもあり春日大社に熱心に参拝していた藤原道長・頼通、歴代の天皇・上皇なども同じ景色をみていたかもしれないという。変わらないものとして樹齢1000年の御神木の杉は「春日権現験記絵」で描かれていると言われている。
明日は春日大社が所有する多数の文化財が収められた国宝殿で国宝にもなっている源義経が納めたという究極の大鎧などを紹介する。

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