難病「脊髄髄膜瘤」について生まれる前に手術を行う胎児技術が国の先進医療に認められ今日から適用が始まった。脊髄髄膜瘤とは生まれる前の胎児の状態から背中の外に脊髄が出た状態になる先天性の難病。水頭症や下半身の運動機能の障害を伴うことが多い。生まれた直後の手術では改善できない。神奈川県に住む砂月さん一家は妊娠19週の頃陽凪ちゃんにこの病気が見つかった。こうした中、大阪大学は脊髄髄膜瘤の胎児手術に日本で初めて成功したと発表。陽凪ちゃんも胎児手術を受け、生後7カ月で寝返りにも成功するなど順調に成長し1歳半を過ぎた最近は歩けるようにもなっている。胎児手術を担当した大阪大学の遠藤誠之教授にも陽凪ちゃんの映像を見せた。先進医療に認められたことは保険適用に向けて一歩前進。ただ、現時点では手術に関わる費用は全額自己負担。遠藤医師らは患者支援のためクラウドファンディングを予定。