王位戦七番勝負の第4局目が行われ、佐々木大地七段が勝利し、藤井聡太七冠のストレート防衛とはならなかった。敗れた藤井聡太七冠は「課題が多い内容だったので立て直せるように頑張りたい」と語った。竹俣紅さんは「疲れが出ているのかなと思うような将棋だった。ただ、そこを佐々木大地七段がしっかりとものにしてくると、ストレートでは負けないぞという気概を感じた」とコメント。今月22・23日には王位戦の第5局。今月31日には残る唯一のタイトル王座戦が始まる。さらに10月には竜王の防衛戦が始まる。その対戦相手について注目のウラ情報は「ついに登り詰めてきた同学年のライバル」。それは伊藤匠七段(2018朝日杯時には記録係をつとめていた)。今回の竜王戦は1組から6組までクラス分けがされていて、1組が上で6組が一番下。どこからでも勝てば上に進めるが、伊藤七段は5組優勝者だったため長い道のりを勝ち上がった。驚異的な勢い。以前藤井聡太七巻は雑誌の取材で同学年のライバルについて「伊藤七段は自分と同世代。棋風的にはかなり違う将棋をされるので長い持ち時間で対局したらどうなるか楽しみ」など語っていた。今年度の成績は伊藤七段は18勝2敗勝率90%と藤井聡太七冠の17勝4敗勝率81%を上回っている(2021年では、伊藤七段が藤井聡太七冠の年間最多勝率を阻止している)。注目の竜王戦は10月6日から。