永瀬貴規選手の勝利のポイントを松本薫さんが解説。決勝で永瀬選手が一本を取った“谷落”を松本さんが人形を使って実演した。1回目の谷落で技ありを奪ったあと、警戒する相手に再び谷落が決まった理由は、「前襟を持って大内刈り・大外刈りを展開したことで、相手が前襟を持たれるのを嫌がる。永瀬選手はそうやって状況を接近戦に戻して谷落を出せる態勢に誘導した。この態勢は不安定かつ不利になりがちだが、永瀬選手はそれを谷落で切り抜ける能力を持っていた」と解説した。永瀬選手は3大会連続でメダルを獲得。過去には野村忠宏さんが3大会連続金メダル、谷亮子さんが5大会連続メダル獲得を成し遂げている。松本さんは永瀬選手について「練習量が誰よりも多い。それがこの結果につながった」と話した。