2024年7月、北海道の上空 高度2万メートルを飛ぶ気球から撮影された映像。開発したのは江別の宇宙スタートアップ・岩谷技研。岩谷技研は2年前、宇宙の入口・成層圏で国内で初めて気球による有人試験飛行に成功した。気球による宇宙旅行は6~7時間かけて、地球を眺めてもらい、ロケットのような特別な訓練がいらない気楽さが特徴。2023年には、初の乗客を募集したが、気象条件が合わず延期を繰り返し、いまだ初の商用フライトは実現していなかった。あれから3年。先月、東京で開かれたイベントで社長が現状を明かした。岩谷技研の岩谷圭介社長は「本当に正直なところをお話するとあれ(試験)を行っていたパイロットは家庭の事情で退職してしまった」などと明かしていた。パイロットの退職はプロジェクト存続の危機だった。岩谷技研は新たなパイロットを募集している。パイロットに必要な気球のライセンスや航空無線の資格がなくても応募は可能で期限は来月末。岩谷技研は8月以降に客を募集し、来年夏に商用初フライトを目指す。
