江戸崎かぼちゃを育てている池延美千男さん。2月頃畑に苗を植える。1ヶ月半で花が咲き、受粉させると実がなる。カボチャの下にマットを敷き、土となるべく触れないようにする。これは土に触れて病気になったり余分な水分を避けるため。日焼けするとよくないので、紙テープを貼っている。一般的なカボチャは、45日ほどで収穫だが、江戸崎かぼちゃは10日ほど遅らせ、畑で完熟させている。この10日間には、病気など様々なリスクがある。池延さんは早朝から畑をまわり、異変がないかをチェック。突然、大きな霜が降り、かぼちゃがダメになったときもあったという。江戸崎南瓜部会の女性部の皆さんに「江戸崎かぼちゃの揚げ春巻き」「江戸崎かぼちゃのワタの酢の物」の作り方を教えてもらった。今、江戸崎かぼちゃの生産者たちは大きな課題に直面していた。池延美千男さんは「80歳を過ぎるとキツいのでやめていく人が多い」などと話した。